歯科ブログ
舌から健康状態を診ましょう!
こんにちは八木歯科医院です。
当院だけでないと思いますが、歯医者さんを訪れる方の中の少なくない方が「ベロ」の異変を気になさっています。「先生、歯じゃないんでどの科の医師に聞いたらいいか分からないのですが、、、」とベロに関する心配をお話になります。「ベロ」はもちろん歯科医師の責任範囲です。どうぞ遠慮せずご相談ください。
、ということで今回は『舌を見るだけで健康状態がわかる「7つのサイン」』です。
まず、「舌」が黒くなったり黄色くなったりしても歯ブラシや舌専用のブラシで軽く表面を磨けばその色が取れるようでしたら、問題ありません。
「舌」が黒くなったり黄色、または赤くなったりは、風邪や体調が少し悪くなると、比較的簡単になってしまいます。'「舌」の色変化とともに、いつもと違う発熱や時には皮膚の発疹がなければ、しばらく(1週間ほど)様子を見てもらって結構です。
正直に白状すると、日常的に起こる炎症はほとんどの場合、1週間で治ります。ほとんどの方は、その1週間を我慢できずにお医者さんに行かれるようです。でもこれは医師の内輪の話で、いつも言いますように、'何もなければ良し、とりあえず診せていただくのが無難ですが、、、
「舌」の痛みもストレスの主な症状の一つです。注意すべきは、「舌」に限らずお口の中の粘膜が部分的にもはっきりとした白色になり、同時にその白色となった部分から点状の出血があるときです。
「舌」の異変で糖尿病や貧血などの病変を推測することもできますが、やはり最も心配なのは「舌がん」でしょう!
私たち歯科医師は「舌がん」の最も基本的な鑑別診断として「舌表面が境界不明瞭に隆起し、白っぽいカリフラワー状になり、その表面から点状の出血があること」を徹底的に叩き込まれました。
また一方で、「舌」が痛むというより痺れる時、それも全体というより片側に痺れが片寄っているように感じる時は「脳梗塞」の前兆かもしれません!このような時も「何もなければそれで良し!」の鉄則を思い出していただき、なるだけ早く医師に診てもらってください。「何もなければそれで良し!」、医者はみんなそう考えています。後で「私ってそっそかしいから」と笑い話でもなれば、本当にそれで良しです! 🙂
リンク先の本文には、健康な「舌」を維持させるため、「舌」のチェックを習慣とするための6つの事が挙げられています。ぜひ参考にしていただき、お口の中から全身の健康管理に役立たせてください! 🙂