歯科ブログ
「歯茎の黒ずみ ?!」:(
先日から「レーザーホワイトニング」についてお話していますが、「歯が白く綺麗になったけど、歯茎が黒く変色しているのが余計に目立って気になります! どうにかして!」という方が多くいらっしゃいます。
もちろん!これもレーザーで簡単に除去できます:) 歯茎の変色は、歯肉の比較的浅い層にメラニン色素が沈着することで起きています。
以前は歯を削る器具と同じものを使って細心の注意で少しづつ変色部位を削り、新しいメラニン色素の沈着のない歯肉が再生するのを、シリコンのような包帯パックで削った傷を保護しながら待っていました。失礼な言い方をすれば、パックの厚みで唇が腫れたように見えたものです(汗
今はレーザー、特に処置深度の浅く安全なCO2レーザーで行います。
左側の画像の向かって左側3本の前歯の間の色素沈着した歯茎を処置してみましょう。初めての方ですので、メラニン色素が沈着している層を見極める事と、複数回に処置を繰り返す必要のある色素沈着パターンがありますので、まず限定した部分だけをレーザー照射します。あ、金額はホワイトニング同様に1クール内であれば何回処置しても同額です。
金額は上下それぞれ10000円です。
私たちは「レーザーガムピーリング」と呼んでいますが、表面麻酔液を染ませたロール綿花を5分間処置部位に沿わせることで麻酔し、その後はレーザーを照射します。照射した歯肉の表面は同時に薄皮がはった状態ですので、そのまま約1週間し完了です。
次の方は軽い「斑状歯」(表面が縞状に見えます)の方のホワイトニングです。この時はアシスタントが不在でしたので術前術後の歯の白さ状態の測定もご本人にお手伝いいただきました。患者さんには余計なお手伝いをお願いしすみませんでした。
術前術後の変化の平均値(一番高い数値と一番低い数値は計算に入れません)で7.5が6.75に白くなりました。斑状歯やエナメル質不全のある歯は特に複数回のレーザーホワイトニングが必要ですので、1回目でおおよそ「1」白くなっているのは好スタートですね!
現在の最新レーザーは本当に色々な処置を効率的、経済的に行うことができます。ご要望がありましたら、ぜひご相談ください。
ここからは、ちょっと当医院、というより私にとって本当にありがたいことについてのお話です。ま、自慢話になるかもしれませんので、軽く走り読みでお願いいたします(汗
今日、土曜日は午前中のみの診療で、しかも予約を頂いた患者さんと、限られた患者さんの少人数の方しか来院されません。
朝一番は宮崎日南市から入れ歯の調整に来られました。お二人目の患者さんには斑状歯のホワイトニングをさせていただきました。
三人目の患者さんには入れ歯の型取りと噛み合わせを採らせていただき、診療後は小一時間色々な話題を聞かせていただき本日の診療は終了しました。
三人の患者さんだけ?、と思う方と、三人も!と思う方がいらっしゃると思います。
私にとっては正直、大阪のオフィス街本町の中心としては休日土曜なのに三人も患者さんが来ていただき本当にありがたいことで感謝しています。また、当院のスタッフは以前他院でも勤務経験があり、しかも彼女の友人たちは今も色々なところの歯科医院で勤務しているそうですが、そのスタッフが当院の患者さんほど治療後に歯と関係のない話をたくさん話される医院は知らない、とびっくりしています。
しかし私にとって無駄な話は皆無です! 当然、楽しい話ばかりではありません。抱腹絶倒なお話も多いですが、その時は苦しく辛かったと推察される貴重なお話もしていただけます。それは何も私が話し易い相手だから、というだけではないと思います。中には私が作らせていただいた入れ歯が装着されたままのご主人のご遺骨をわざわざお見せ頂くこともあり、感謝で涙が止まらなかったこともあります。
もちろんお聞かせいただいたお話の個人の守秘義務は充分心得ています。その上で他の多くの患者さんへのアドバイスとさせていただいています。
もし患者さんの中でこのブログを読んでくださっている方がおられましたら、心から御礼申し上げます。と同時に皆様の経験は多くの方の役に立っています。本当にありがとうございます。八木歯科医院は患者さんに育てられた事を決して忘れはしません。