歯科ブログ

「インフルエンザと口腔ケア」

おはようございます! 大阪本町駅近くの八木歯科医院です。

私どもの歯科医院には毎月、日本歯科医師会、大阪歯科医師会、各自が所属する学会、歯科機器メーカーなどから多くの雑誌が送られてきます。学術論文をはじめ最新の治療方法、治療機器の紹介がありそれらの記事を一通り読むのも私たちの仕事の一部です。

10月の記事の中に「インフルエンザ」に関する記事がありました。
以下少し抜粋します。
「インフルエンザは冬季に流行する感染症であり、日本国内だけでも年間1000万人が罹患する、、、インフルエンザによる死亡の多くは重篤な肺炎の発症に起因する。
このインフルエンザに関連する肺炎は、原発性インフルエンザ肺炎、ウイルス細菌混合性肺炎、及びインフルエンザに続発する二次性細菌性肺炎に分類される。、、、」
インフルエンザに合併する細菌性肺炎の症例数は原発性肺炎より多くインフルエンザ関連死の大部分を占めているそうです。
鼻腔、気管、気管支など上気道から感染するインフルエンザウイルスは私たち歯科医師にとっても最も注意しなければならないウイルスの一つで、しかも最近はデンタルプラークを構成する細菌とインフルエンザの関連が注目されています!

大切なのはインフルエンザの治療によく使われる薬がデンタルプラーク細菌の産生を抑制する効果がないことです。そのため、日頃の口腔ケアがインフルエンザ予防やその重症化のリスク軽減に大切になってきます。

インフルエンザに合併する二次性細菌性肺炎の予防には、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの併用接種と、毎日の歯磨きなどに代表される口腔ケアが今のところでは最も効果的のようです。

インフルエンザの流行を控えたこの時期に、もう一度毎日の歯磨きと歯石除去を含めた口腔ケアに注意してください。

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