歯科ブログ
「ペットボトル症候群」??
おはようございます、八木歯科医院です。
最近はマイボトルを携帯し飲んでおられる方も多く、ヘルシーなイメージもあり、また特に夏には熱中症対策に効果絶大と思います。
市販のスポーツドリンク500mlには物にもよりますが、約20〜60gの糖分が含まれていることをご存知でしょうか? もちろん糖分が必要だからこそ含まれているのですが、実感しやすく言えば、なんと角砂糖7〜20個分にもなります 🙁
こういった事を考えて作られたその方オリジナルのドリンクでしたらいいのですが、前記のような市販のペットボトルを買い毎日飲んでいたら、知らないうちに太るだけでなく「糖尿病」になることもあります。
これを「ペットボトル症候群」と言いますが、虫歯になり易くなる、ということもぜひ覚えておいてください!
昔は子供の歯が軒並み虫歯になっているケースをよく診ました。これを「ランパルト・カリエス」といいます。簡単に言えば例えば、ヤク◯トをパクッとくわえてチビチビと長時間かけて飲む、あるいは飲みきった後もそのまま容器をくわえたままで遊んでいると、糖分が歯にへばりついて虫歯になる、という訳です(汗
同様のことが「ペットボトル症候群」にも見られます。
何回にも分けて少しずつドリンクを飲む、もちろんその度にブラッシングや水でうがいなんかしません。すると、、、:(
ところでphは7.0で中性で、数値が小さくなるほど酸性度が強くなります。そして歯の最表面の、いわば歯を守っているエナメル質が溶け始めるのはph5.5。
70%以上の市販の飲料はph5.5以下しかも多量の糖分、歯の表面が弱くなるのも当然ですね。
コーラは胃酸に近いph2.2 Wow !、栄養ドリンクの多くはph2.5、スポーツドリンクはph3.5が多いそうです。
また、天然のフルーツなどにもレモンやグレープフルーツなどのように酸性度が強いものもありますので、決してナチュラルだからといって安心はできません。
以上のことなどを考慮し、ぜひ自家製ドリンクに挑戦してください! 😀
同時に、歯磨きにもちょっとした注意が必要なようです。
『食後の歯磨き、毎日のシャンプー、実はNG!アナタの常識を覆す「11の真実」』
結構大切なことですのでリンクと繰り返しになりますが、再度チェックしてくださいね。
「歯磨きは、食後少なくとも30分は待つ必要がある。なぜなら食物が持つ酸や糖が、一時的に歯のエナメル質を弱めており、すぐに歯を磨いてしまうと、歯の再石灰化が起こる前にエナメル質を洗い取ってしまうことになる。一番いい習慣は、食事の前に歯を磨き、そして食後にノンアルコールの洗口液で口をゆすぐこと」
ストレスの多い毎日ですが、少なくてもオーラルケアーはストレスフリーを目指して頑張りましょね 😉
、、、今日は歯医者さんらしいブログになって、ホッとしている八木歯科医院でした 😛