歯科ブログ

レントゲンは危険?

昨年後半に大阪市歯科医師会の支部の学術講演会
「患者が歯科治療に望むことー医療電話からの情報」NPO法人 ささえあえ医療人権センターLOML 理事長 山田育子氏
を聴講させていただきました。このNPOでは、簡単に言えば患者さんからの医療全般に対する苦情や相談を医師の側へ改善すべき点として伝えると共に、実際にどのように受診するのがベストかを患者さんにアドバイスする、という双方向のパイプ役として医療全体をより良くしていこうと活動されているようです。

その中で患者さんからの相談でも多いのがレントゲンに関することでした。

まずは基本的な言葉を押さえておきましょう。「放射能」と「放射線」。レントゲン撮影する際に問題となるのは「放射線」ですね。その「放射線」を発する能力のある物を「放射能」と思っていただいていいでしょう。
その問題となる「放射線」は「ミリシーベルト」という単位で測定されています。もちろん太陽からも「放射線」は発せられています。
自然界で1年間に受ける世界平均の「放射線」は2.4ミリシーベルト、日本平均では1.5ミリシーベルトです。
1日で受ける世界平均の「放射線」は0.007ミリシーベルトです。これは誰も避けれない自然被曝量として覚えておいてください。
「0.007」です!

さてここからは医療関係の「放射線」量です。胸部X線CT撮影1回で6.9ミリシーベルト、大きいですね。頭部だけなら1回2.0ミリシーベルトです。これでも1年間に受ける日本平均の自然放射線量1.5ミリシーベルトを上回っていますね。胃のレントゲン撮影1回はどうでしょう? 0.6ミリシーベルト。検診などで行われる胸部レントゲン撮影は1回0.05ミリシーベルトです。相当に抑えられていますね。

ただしCTやレントゲンは一般の人々がむやみに撮影されるものではありません。医師がどうしてもその患者さんに必要、撮影して体の中を診る事が絶対的にプラスになると確信して初めて撮影されるのです。

さあ、八木歯科医院ではどうでしょう? 一般の歯科医師が扱うパノラマと呼ばれるお口全体のレントゲン撮影では、、、0.007ミリシーボルト!! なんと自然界で1日で受ける「放射線」量と同じです!
従来の装置では1回0.03ミリシーベルトでしたので約80%の減少です。
昨年の当医院の改装で導入した最新のデジタルレントゲン機器は清水の舞台から飛び降りる気であっただけに、本当に値段相応の機能を持っていると自負しています。

年に最低1回撮影させてください。虫歯はもちろんお口の中の悪性、良性腫瘍などの異常を早期発見させていただきます。また、蓄膿症などで知られる上顎洞などの異常も当院では可能です。
何も無ければ、それは大いに喜ばしいことではないでしょうか? 必要な「放射線」量は自然界と全く同じの「0.007」ミリシーベルトです。絶対にあなたのお口の健康にプラスとなるでしょう!
安心していただけたでしょうか? もちろん疑問をお持ちでしたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

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